Ｑここは地元だったり地縁があった場所ではないんですよね？

そうですね。私は兵庫県の三田市生まれなので、夫が八尾出身ではありますが、黒谷は初めての土地です。八尾で暮らすのは決まっていたので、どこにしようとなったとき、ここがいいねと。生まれ育った場所が同じように自然豊かなところで、落ち着く環境が気に入りました。

Ｑ自然が多いのは本当にいいですよね。では、実際に住んでみて不便に感じることなどはありますか？

うーん、特にないですね(笑) 車で移動するので買い出しも困らないし、車がない方でも電車で近隣の駅前へ行ったり、配達があったり、コミュニティバスが通っていたりもします。毎週火曜日には、お店の駐車場にお魚屋さんが来たりもするんですよ。

Ｑなるほど、意外とないんですね。ではお店についてもお聞きしたいと思います。名前の由来はあるんですか？

ヴォワールはフランス語で「帆」という意味なんです。美帆子の帆の字なのですが、両親から「自分の進みたい方向に進んでいってほしい」との願いを込めてつけられたそうです。そこから私も自分の帆をしっかり張って進んでいけるお店にしたいと、この名前にしました。

Ｑ素敵な意味があったんですね。独立されるにはお若いと思うのですが、この若さでお店を開業されたのはどうしてでしょう？

専門学校卒業後、3年間母校で働いていました。その後、スイーツカフェに勤務して、結婚して八尾に来たことで独立することになりましたね。この業界は朝早く夜遅いのが当たり前で、そんな業界の中で仕事を続けていける形を取ったらこうなりました。

Ｑ実際やってみてそれでもハードだと思いますが、職住一体という形は良かったですか？

良かったですね。子供がまだ小さいので先に子供たちのことを済ませてから、すぐに仕事場への行き来ができるので助かっています。その分、オンとオフのスイッチはきっちりと付けるようにしていますね。

Ｑなるほど、切り替えは大切ですね。ここでお店をされていたり住まれていて、自治体や近隣の方との関わりはどうでしょう？

自治体は参加していませんが、機会があれば参加したいと思っています。自治体に入っていなくても、ご近所さんや近くの方々が買いに来てくださったり顔なじみですね。特に自治体などへの強制感も感じないです。この付近も新しい家が増えて、若いご夫婦や家族も多い地域だと思います。誰かの誕生日ケーキを作ったら「〇〇くんのケーキ見た？」「今度はあれがいい！」なんて言ってくれるんです。「ここにお店作ってくれてありがとう。」と言われることも多くて。嬉しいですね。

Ｑ地域に溶け込むお店になっているんですね。最後に、今後この辺りがどうなってくれたらいいと思いますか？

ここでお店を始めたことで、何かをしたい方が尋ねてきてくださったり、相談をしてもらえたりするんです。今はあまりお店がありませんが、他にも色んなお店ができたら嬉しいなと思います。同じ八尾市の中からでも、電車に乗ったり、ケーブルカーに乗りに行ったりと、ちょっとした遠足気分でこの辺りに来てくれる方もいます。ここは自然が多く、見晴らしも良くていいところなので、もっと来てくださる方が増えたり、この街が盛り上がったらいいなと思いますね。

インタビューを終えて…

今回は黒谷にあるbaked voileさんへのインタビューでした。 OPEN後、八尾市内外から人気を集めるbaked voileさん。子育てをしながらお仕事をされる環境として、黒谷がとても気に入っていると話されていたのが印象的でした。店主の人柄から地域の方とも顔の見える関係を作っておられて、ここを中心に色んなお店や人がまた集まっていきそうで楽しみですね。ご協力ありがとうございました。

ヒ ト

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vol. 15 八尾市役所高安出張所 黒田所長

vol. 14 しきファーム

vol. 13 cafe.Petite Pousse

vol. 12 ketohare

vol.11 baked voile

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vol. 15 八尾市役所高安出張所黒田所長